M1 Ultra搭載Mac Studioを自作PCと比較した結果

Apple

Windows自作PCだといくら出せばMac Studioと同等の性能を得られるのか?ということで調べてみました。
コスパ対決です。

比較対象は499,800円のM1 Ultra搭載Mac Studio

特にCTO等はしていない吊るしのモデルです。

ベンチマークスコア等の性能面においては、↑の記事で示すように僕の持っている個体を参考にしています。

パーツを選定していく

まずはじめに、ルールを軽く決めていく。
・Apple製品と同等とまでは言わないでも、シンプルなデザイン
・ポートはThunderbolt4対応、SDカードスロット搭載を目標
・ベンチマークスコアで同等以上の数字を出せること
・自作パーツの金額は価格.com準拠。100円以下四捨五入。
この辺でやろうかなと思う。

Mac Studioにはキーボードやマウスといった周辺機器が付属しないので考えやすい。

CPU:65,000円

まずは心臓部のCPUから。

GeekBenchで比較すると、M1 Ultraのシングルスコア数値が1700後半、マルチコアが24000ぐらい。

マルチコア性能だけで言えば25000スコアを出せるRyzen Threadripper 3990Xを推したいところだが、シングルコアが1200と弱すぎてゲームで足を引っ張ってしまうのでCore i9-12900KFを選定する。
シングルコアで2000近く、マルチコアでも17000を叩き出す。
F付きなのはGPU前提の運用なので。というかFなしを買う層ってなんなんだろう。
価格.comで約65,000円

GPU:64,000円

実際のゲームだとRTX3060以下というデータが出ているので、ここはRTX3060を使用する。
価格.comで約64,000円

RAM:68,000円

DDR5を64GB搭載しているが、ユニファイドメモリなので参考になる勝負相手がいない。
仕方ないのでDDR5-4800のメモリを64GB搭載する。

価格.comで16GBx2が約34,000円なので合計4枚で約68,000円。

SSD:18,000円

こちらは1TBのSSD。

CFDのPG4VNZというSSDが圧倒的高性能だったのでこれをチョイス。

価格.comで約18,000円。最安時には16,000円ぐらいで買えるらしい。

マザーボード:63,000円

こちらはWi-Fi6/Bluetooth5対応の無線モジュールとThunderbolt 4、NVMeスロットがないといけない。
まあ言っても今どきのハイエンドマザーボードなら対応してるだろうけど。

というわけでZ690 Taichiを選定。Asrockが好きなので。
価格.comで約63,000円。DDR5のマザーボード高すぎだろ。

電源:6,000円

電源とか動けばいいと思ってる派なので適当。
650Wで一番安いやつにした。
価格.comで約6,000円

SDカードスロット:3,000円

価格.comには丁度いい製品がなかったのでAmazonからチョイス。

ケース:9,000円

5インチベイの存在を考えなくてはいけないのが大変。どうして自作PC業界ではSDカードスロットの存在がないがしろにされているんだろうか。
デザインとかコンパクトとかは諦めてせめて静音性だけでも、ということでFractal Design。

価格.com価格で9,000円

コスパは自作PCの圧勝でした

合計:296,000円

スペック
CPU:Core i9-12900KF
GPU:RTX 3060 12GB
RAM:DDR5-4800 16GBx4=64GB
SSD:NVMe 1TB
M/B:Z690 Taichi
PSU:650W Bronze

30万円行かないぐらいに収まってしまった。+20万して50万円出せばRTX 3090を搭載することが出来てしまうレベル。
CPUは既に現環境最強のものを積んでいるので、Mac Studioを購入する金額でWindows最強マシンが組めてしまうという計算になる。

静音性や省熱・省電力、そしてデザイン、なにより”Apple製品であること”を求めないユーザーであれば、Mac Studioではなく自作PCを選んだほうが圧倒的にコスパがいいのは間違いない。
なんならHackintoshすればMac OSだって動いちゃうからね。

果たしてあなたはそれでもMac Studioを買いますか?

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