MacOSのfinderではデフォルトだと⌘Command+Xでファイル切り取りができない仕様になっており、⌘Command+Cでコピーしたあとに⌘Command+⌥Option+Vで貼り付けることで、もとのファイルを移動させたのと同じ挙動になります。
ってどこの解説を読んでもそれしか出てこなくて、⌘Command+Xでファイル切り取りをする方法が全然出てこなかったのでどうにかしてみた。
pathfinderやなんかを使えば出来るようになるとか説明しているサイトもあるけど、別にデフォルトのfinderの機能で困っていることもないので、あくまでベースを活かしながら⌘Command+Xを使えるようにしたかった。
そこで出てくるのがこのソフト「TotalFinder」
デフォルトのfinderを保ったまま、アドオンとして動作してくれるので選びました。
インストール方法
とりあえずdmgダウンロードしてインストールで簡単に終わるのですが、M1以降のAppleシリコンMacを使っている人はこのようなエラーが表示されてしまう。
finderに変更を加えるため、SIPを無効にしないと起動できない。
以下の手順で完了
①電源を切ってから電源ボタンを10秒以上長押ししてリカバリーモードに入る
②メニューバーの「ユーティリティ」→「起動セキュリティユーティリティ」で低セキュリティに設定する。(下のチェックも入れる)
③「ユーティリティ」→「ターミナル」で
csrutil disable
と入力してenter
④再起動し、普通にOSを起動後ターミナルを開いて
touch ~/.totalfinder-dontcheckarchitecture killall TotalFinder; open /Applications/TotalFinder.app
以上2つのコマンドを実行すると起動できる。
起動後の設定
finderの環境設定にTotalfinderの項目が追加されるので、「コンテキストメニューにカットボタン等を表示」にチェックを入れる。
あとMaverick以降のfinderにはデフォルトでタブ機能が付いているので、自分はTotalFinderのタブ機能は無効化しています。
以上の設定でMacユーザーにも⌘Command+Xの切り取りが与えられます。
コメント